野良あがりちーたんのぶろぐ

先日保護した野良猫のちーたんのとの日々を綴ります

2014.12.31 保護4日目 年越し

  大晦日の夜は我が家にお客さんが来ることになっていました。ちーたん大丈夫かな。かなりの不安がありましたが、体調もよさそうだし、ちーたんがあかんかったら、早めに帰ってもらいましょうということで、お客さんたちにも保護猫のちーたんがいること、まだ危険な状態なことを伝えていいよといってもらいました。基本的に私の周りは動物に優しいので、わかってくれないわけがないのですが。

   

 お客さんといっても2人だし、どうかなーと思ったら、なんとちーたんからのぞきにやってきました。その後ちーたんは何度もウロウロしていて、お気に入りの台所横の棚に行ったり、それなりに満喫していました。

 

 しかし、年が明けたころ夜鳴きが始まります。落ち着かなかったのでしょう。台所の棚の2段目はタオルしかないのですが、1段目に上がってしまい、夜中にガッシャーン!!と音がしました。うたたねしていた私が見に行くとちーたんが棚の1番下の段にいてうずくまっていました。あわててひっぱりだすと、1段目に置いていたスパイスが入ったかごの中に足を突っ込んだようで、ちーたんがカレー粉臭くなっていました。しかし、スパイスがこぼれている様子もなく、ちーたんは無事だったんですが、よほどびっくりしたのかこの棚には近づかなくなってしまいました。よかったようなかわいそうなような。

 

 ひたすら夜鳴きは続き、明け方に眠そうにベッドのしたに入って行きました。

   

 でも、テレビの年越しカウントダウンとともにあけましておめでとーっていいながら、ちーたんが無事に年を越せたことが本当に嬉しかったです。あの日、あの時、保護できていなかったら2015年にちーたんは存在していなかったかもしれません。

 にゃーにゃーいう無邪気な姿も、ご飯をたべるときのがつがつした姿も見られなかったかも、と思うといろんな人に感謝の気持ちが湧いてきます。

   

 ひとつひとつの命に無駄なものはありません。ちーたん生きててくれてありがとう。

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2014.12.31 保護4日目

 今日は大晦日。本当はカウントダウンをしに行く予定だったのですが、風邪とちーたんが心配なので、友達と私のおうちで過ごすことにしました。

   

その前に、今後たまに登場するであろう、Tちゃん。この子は無類の猫好きで、現在夫婦で3匹の猫ちゃんをお世話しております。みんな保護された子なのですが、誰か1匹病気でなくなっても、また1匹増える謎のお家です。なのでだいたい3匹いる状態なんですが、このTちゃん、2014年4月にたまたま私の家の近所に引っ越してきてなかなか私が多忙だったために会えずにいたんです。それがほんとについ先日お茶しようということになり、ネコ好きの私はTちゃんのお家にお邪魔してきたばかりだったのです。

 そのとき、ちーたんはまだ野良猫で、でも私は毎日ちーたんに会いに行っている状態でした。

Tちゃん「ちーたん、かわいそうだからお家にいれてあげなよ」

私「でも自由があるからちーたんが怪我したり病気になったら飼うって決めてるねん」

 

こんな会話をしていました。まさかそのときはこんな日がすぐくるなんて思ってもいませんでした。

 

 そして、保護した日メールでTちゃんにこんなことがあって手術してるの、と連絡しました。

 

 メールでどうしたらいいかや、いろいろ尋ねているうちに、湯たんぽ買ってきたから取りに来て、と。

 

なんてやさしいのーーー。

 

私にではありません、ちーたんに買ってくれたのです。術後体を冷やしたらいけないからと、二つも。Tちゃんは普段3匹の猫のために6個の湯たんぽを使っています。この猫愛半端ないです。

ちょっと写真が暗いですが

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直火にかけられるタイプでかなり便利です。そしてちーたんにどうぞしてみたところ

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お尻をあたためています。

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前足らへんに湯たんぽがあるのですが、なんかちょっと偉そうです。そして数十分後。。。。

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湯たんぽ最高!!的に寝てしまわれました。

   

ほんとにTちゃん、ありがとう。2個あるうちの1個はこっそり私が使っています。私も湯たんぽ大好きなもんで。

 

あとちーたんのえらいポイント!!この日爪とぎを買ってきてあげたんですが、病院で爪を切ってもらったのもあると思うのですが、爪とぎがくるまで、ほかのところで爪をとがなかったことと、爪とぎもすんなり受け入れて、さも昔からこれでしか爪とぎしたことないですよーみたいな顔でかりかりしてくれています。

   

 なんてかしこいのーとだんだん親ばかになってきました。きょうもちーたんは元気ですが、夜にお客さんが来るのは大丈夫かなと少し不安になるのでした。

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2014.12.30 そして自由になっていく

 こんにちは。まだちーたん保護から3日分しか書けていません。お正月休み中にいっぱい書こうと思っていたのに、そうです、にっくき風邪が長引いております。普段薬をのまないので、風邪薬に入っている眠たくなる成分が効きすぎて、常に眠たいです。市販薬ってこんなに効いていいのかな。

   

 さあ、ちーたんのおはなしに戻りますね。今日は仕事納め、昨夜の寒気もすこしおさまり、まあまあ、大丈夫かな~という感じでした。ちーたんは昨夜室内の夜警を行ったおかげで、新しい落ち着く場所を発見されました。

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台所の横に設置した3段の手作り棚の2段目です。さすが、ネコちゃん。ここには入ってほしくなかったんですよね(笑)入って欲しくないところとかしてほしくないことをするのが猫ちゃん。台所用の手拭きタオルや布巾がおいてあるので、あまりまだ衛生的でないちーたんが入ることによってまた洗わなくてはいけないからです。しかし、仕方がない。ちーたんはお構いなしに、製氷皿を蹴散らして、台所用手拭きタオルの束の上に寝ることにしました。とうぶんはこの場所かしてやるか、とあきらめたcocoでした。

   

 この日はちーたん穏やかで、お昼間は棚で寝るかベッドの下で寝て夜は私の枕元で寝ていました。私はこの晩また熱が上がってしまい、辛かったのですが、ちーたんはおしりを私の顔面にしっかりつけて、寝てくれていました。きっと早く良くなってね、というちーたんの優しさだと思います。

 

 このあたりから、この猫のらやんな?っていう疑問がわいてきます。私の予想ではどこかのお宅に入っていたのではないかと。私の家は2DKなんですが、フローリングの部屋は入れていないのに、ちーたんはその部屋があるのがわかっているかのように「あけてくれ」

と鳴いたり、引き戸の取っ手のところを見ているしぐさなんて、

「あそこびーっと引いたらあくやんな、あけやがれ」

みたな雰囲気をかもしだしています。若干誰かの飼い猫やったらどうしようなんて思ったりしますが、そこは大丈夫。

 ちーたんがベビーのころから知っていますので。ただやさしい誰かが、ちーたんをおうちに入れてくれていて、慣れているのかもしれないと思いました。このあたりの家の内装はみんな一緒なので。

   

 じゃないとこんなにリラックスしないやろっていうくらいくつろいでいるからです。今日もちーたんはもりもりご飯を食べました。この日気がついたのは、おでこのところにとても大きなひっかききずが何本かありました。だれかと喧嘩をしたのか、どこか通った時についたものかはわかりませんが、やっぱり野良ちゃんは大変だなと思いました。

 

2014.12.29 パート2 保護2日目 

 お昼間はおとなしく過ごしていたちーたんですが、午前0時あたりから夜鳴きが始まりました。何が原因かはわからないのですが、いろんな不安が爆発したのかな。このあと2日に1回の夜鳴きが1月3日の今日まで続いています。そして、私にも限界が来ます。すさまじい寒気と倦怠感。普段全く風邪をひかない私ですが、37.6度。普段35度あるかないかの体温がここまで上がるとつらいです。もう微熱の領域ではないのです。それに付け加えてちーたんの夜鳴き。

   

 助けてーってなりました。しかし、ちーたんだって不安だし、私のは知恵熱かお正月休みに気が抜けて、ねつが出ているのかわからないので、とりあえずちーたん一緒に寝よう!!と諭しながら、この日寝られたのは朝の6時半でした。

   

 ちーたんオヤスミ。ちーたんは朝日があがるとともにお休みになられました。生粋の夜行性かい!!と思いながら私も30日はお昼から仕事が1件入っているだけだったので、仮眠をとりました。

2014.12.29

 つづき

 さあ、おトイレ問題です。公園や緑あふれる環境でおしっこやうんちをしてきたちーたん。猫用トイレがわかるのかな。お砂じゃないし、どうなんだろう。とりあえず、昨日キャリーでお漏らしした時のシートを砂にすりすりして、私は

「ここがトイレですよー、シーシーですよー」と一人でトイレ用スコップで何度も砂をかき回しながら、ベッドの下にいるちーたんに話しかけます。このころ、少しはなでなでさせてくれるようになっていました。もともとなでなでが大好きなちーたん。しかし、公園でいきなり捕まえて知らないところに連れて行き、わけのわからないことをした私のことが怖くて仕方ないと思います。1年半近くで築いてきた信頼関係は崩れちゃったかな、っと思いました。それでもいいやと、思っていましたが、やはりこの日2回ほど噛まれました。ちーたんに噛まれたのはこの日が初めてです。それくらい普段はおだやかな子なのです。

   

 ちーたんは昨日の午後6時半から7時半の間におもらしをしています。猫好きの友達Tちゃんが24時間おしっこしなかったら病院行かなきゃみたいなことを言っていたので、そろそろしてくれないと困るなって午後3時ごろ思います。

 

 私はそわそわしてきます。何回も何回も

「シーシー」

「ここですよ」

などと言いながらすごしていると、午後5時ごろ、おしっこしてくれました!!

<p

 

 でっかいちーたんには小さめのトイレ。なんだかキュウキュウに感じます。で大量におしっこをして砂をかけてベッドのしたに帰って行きました。良かった!!本当によかった!!

 

 ネコちゃんのえらいところはおトイレのしつけが簡単なところです。変なところでする子はあんまりいませんし、きれい好きなのでトイレの外に出ちゃったとかもないですからね。

 

 久しぶりのにゃんこのトイレ掃除。うれしさでにやにやします。ただ、この流せる砂。失敗でした。種類はもう捨ててしまったのでわからないですが、おしっこしてから時間がたったり、にゃん子はかき回しすぎると、固まったものがまたバラけます。ばらばらになりすぎて、すくえないし、残るので臭いし、ビジュアル的にもおしっこがついた砂とそうでない砂がぱっと見てわかるのに、すくえないストレスから、4日間でさよならしました。私の昔飼ってたにゃんこにつかっていたお気に入りのお砂の紹介はまたしたいと思います。

 

 そうこうしているうちに、ウンチタイム!!なんだか軟便でした。すこし気にはなるものの、もともと野良だし、いろんなストレスや薬の影響があると思うので、様子を見ることにしました。

 

 うんちが無事に出たちーたんは少し安心したのか、部屋を観察して回りだしました。あれ、静かだなと思ったら

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 ベッドで勝手に寝ていました。ほんまに野良でしたか?あなた。

 この、ちーたんが寝ている毛布。超気持ちいいんです。たしかニッセンで買ったものなんですが、気持ちいいところ、よくわかるんですね。さっきまで、

「ベッドの下から出られません!!」

みたいな顔をしていたのに、

「ここは僕の寝床です、じゃましないで」

と言わんばかりの態度です(笑)

   

 とりあえずくつろいでくれてよかったとcoco

は思うのでした。

2014.12.29

 長い一日が終わり朝がやってきました。そっとベッドの下を覗きました。

 

。。。。。生きてるー!!

   

 ベッドの下ですやすや眠っています。よかった。ひと安心です。病院の先生も私がすぐ、ちーたんを公園に帰すのかわからなかったので、抜糸の要らない糸でぬっていてくれました。もちろん私は、傷の具合も見ていないし、どうなっているかさっぱりです。しかも、エリザベスカーラーとかいらんのかな?と思っていました。飼い猫じゃないので、ざっくりです。ただ、このまますぐに公園に帰していたら、エリザベスカーラーなんてつけられないですもんね。

 

そんなことを思いながら外をみると、雨がしとしとふっていました。昨日の夕方ちーたんを病院から連れて帰ってくるとき、すでに雨は降っていたのですが、それどころではなく、必死でした。この雨をみて、雨が降る前に保護できてよかったと思いました。きっとあの傷のまま雨に打たれていたら、体温も下がり傷口も化膿して、一気に死が近づいていたと思います。

 

そんなことを思いながら、ちーたんにごはんをあげるともりもり食べてくれました。昨日はお水も飲めず、かなり鳴いていたので、夜に置いていたお水は全部飲み干されていました。結構な量だったので、ちょっとびっくりしたのですが、大量に飲んだのはこの夜だけでした。

   

 ちーたんはこの家が気に入ってくれたのかなぁと思いましたが、ご飯のときは恐る恐るベッドの下から出てくるのですが、それ以外はずっとベッドの下でした。暖房はつけていたものの、畳とおなかのくっついているところは寒くないかなあ?と心配になってきました。なんせ、大手術だったので、かなり広範囲の毛が剃られています。毛が生えているお腹なら、寒くないし、野良出身なので、部屋自体が暖かいとは思うのですが、つるつるにされたお腹は寒いだろうなと。

 

 そこで昨日の夜、クッションをベッドの下に置いておいたのですが、ちゃんと座ってくれていました!!かわいい!!ちゃんと使ってくれてありがとうと思いました。ただ、ちーたんには少し小さいかな。ごろんとするとはみ出してしまいます。それでもこのクッションを気に入ってくれて、ベッドの下に置いてあります。初日、おしっこ臭い体で乗っているので、このクッションはかなり臭いです。お天気の良い日に洗ってあげることにしました。

   

 さて、次はおトイレ問題です。

つづく

2014.12.28ちーたん保護の日3

つづき

   

 ちーたんのお迎えの時間が迫ってきました。正直私は去勢手術もして、おなかの手術もしたちーたんを入院せずにおうちに連れて帰っていいものかが心配でした。

 

 キャーリーにいれられて登場したちーたんは元気そうに見えました。私はまだ麻酔でぼーっとしていると思っていたので、ひとりで連れて帰られるかなと思いました。案の定車に乗せたとたん、鳴き叫ぶわ暴れるわで結局キャリーを抑えながらかえってきました。今回は、キャリーの扉を養生テープで留めていてくれたので、なんとか帰ることができました。

 

 術後の先生のお話では、危ない状態だと。砂がいっぱいついていたので、そこからばい菌が入って、具合が悪くなるかもとのことでした。そして、お肉が飛び出たためにお腹にはぽっこり穴が開いていたそうです。とりあえず、出ていたお肉は切り取ってもらっていました。薬は飲ませられないだろうから、2週間効く抗生剤を打ってくれていました。

 

 おうちに帰って、私はちーたんがお外に出してくれと鳴き叫ぶんではないかと不安になりながらキャリーを開けます。帰りの車の中で恐怖のあまりおもらしをしていました。

 

キャリーから出てきたちーたんはすぐにベッドの下に入りました。覗くとすでにウトウトしていて、これは大変と思い、朝からご飯も食べていなかったので、猫缶とお水をあげました。がつがつ食べるちーたんはいつも通りに見えました。しかし、手術後なのであまり沢山はあげずに、様子を見ることにしました。そのままベッドの下にクッションを置いてやるとそのうえに乗って寝てしまいました。我が家を怖がることもなく寝てしまったちーたん。

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 私も昨夜も寝ていないし、ちーたんも痛みできっと寝ていなかったと思います。私もうとうとしましたが、やはりちーたんが息をしているかが心配で、何度も目を覚ましました。

   

 そのたびにちーたんは大丈夫だよという顔をして私に微笑んでくれたような気がします。猫が、ほほ笑むことはないけどね。

   

 つづく