野良あがりちーたんのぶろぐ

先日保護した野良猫のちーたんのとの日々を綴ります

猫歴パート2 ~運命の日~

 そんな感じでにゃんた君は病院で軽い脱水症状と言われ、元気になるまでおうちで看病することになりました。もちろん、鳥さんもその当時2羽いたので、元気になるまでと思っていたのですが、実際一度家に入れてしまうと手放すなんて考えられませんでした。

 ということでにゃんた君が家族になりました。

   

子猫ってホントにかわいくて、いつも私は布団で兄弟みたいにじゃれて遊んでいました。その遊びが激しすぎて私の手はかみ傷とひっかき傷でいっぱいになりました。

 でもそれでもいいくらい好きでした。あんなに怖いと思っていたのに実際飼ってみるとかわいいですよね。でも、目は長い間怖いと思っていました。それに、猫って実は人間の言葉をしゃべれそうですし。

 

 ひと月くらいたって、にゃんた君も元気になって、かわいい家族が増えたぞーと思いながら、原付でにゃんた君のご飯をペットショップに買いに行きます。とても小さいお店で坂の上にありました。にゃんた君のご飯はいつもそこで買っていて、挨拶しながら、店内に入りました。(ちなみにこのお店動物は販売していなくて、ペット用品のお店です。)

   

店内には小学生低学年の男の子が2人いて、うろうろしていました。さして気にするでもなく私はにゃんた君のご飯とおもちゃを物色していました。すると、

「あのー」

と小学生クンに声をかけられました。

「かわいそうな子猫がいるのでかってもらえませんか?」

と。

もうこんなん無理ですなんて言えないですよね。

 見ると、がりがりにやせた子猫ちゃんでした。

「わかりました」

と言ってしまった私。正直家に一匹いるし、一匹も二匹も変わらんやろうと思っていました。お買いものする間、原付のヘルメットに赤ちゃんを入れといてお買いものしました。

 お買物が終わってヘルメットを入れていた原付の前かごを見ると、あれ!!いない!! 

 これは大変!!とおもって探すと、隣の花壇に隠れていました。店の店員さんもこの子にあげてちょうだいと試供品をたくさんくれました。原付の前かごに段ボール箱に入れて連れて帰りました。家について私が母に怒られたのは言うまでもありません。一匹と二匹は違うと。しかし、連れて帰ってきた子を捨てることはできないので、病院に連れていくことにしました。

ほんとにがりがりでノミだらけで、顔も可愛くなかったので、ぶさちゃんと名づけました。

もちろんこの名前、病院に行くたびにかわいそうにと言われます。なぜなら、元気になってからはお顔も可愛くなったからです。ごめんね。

 

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 ぶさちゃんは連れて帰ってきたときに、汚すぎてすぐお風呂に入れてから、病院に連れて行きました。

 そしたらなんと、病院で言われたことが、

「一週間はお風呂に入れないでください」

でした。

がーん!!入れてしまった。それも言えず、

「はい、わかりました」

と言いました。その日は、弱ってるからとしか言われなかったのですが、一週間後に病院に行って聞かされたことが、

「あの日は正直危なかったです。蚤が付きすぎて、歯茎が真っ青になるくらい貧血でした。元気になってよかった」

と。

 ほんとにお風呂に入れてごめんねって思いました。そして、ぶさちゃんも家族になりました。残念ながらぶさちゃんも二年前に亡くなってお空に行ってしまいました。

 

 にゃんた君とぶさちゃんは五日違いで亡くなってその悲しみがあまりにひどかったので、私はもう二度と猫は飼わないと心に誓ったのでした。

   

 結局飼うんですけどね。