2014.12.28ちーたん保護の日
今日は衝撃的なちーたん保護の日のことを思い出して書きたいと思います。 ちーたんは2014.7.7生まれで野良ちゃんでした。ちーたんは男の子です。詳しい出会いはまたのちに書くとして。 ちーたんは私の住んでいる所の前にある公園に住んでいました。たくさんの人に可愛がられて、緑豊かな場所でのびのび育っていました。もちろんいい大人猫になっていたので、時には喧嘩をしているところも見ました。そんな現場を見ていたので去勢をした方がいいかなあという声も上がっていました。 男の子って行動範囲が広がっていって、いなくなることが多いのに、ちーたんは常に公園周辺にいました。私は3階に住んでいるのですが、玄関を開ければ、遠くからにゃーにゃーいいながら走ってきて、建物の下で待っていてくれました。 そんな性格なので、私が知っているだけで7人の人が可愛がっていました。
ちーたんにはある特徴があって臍ヘルニア持ちの猫ちゃんでした。いわゆる『でべそ』です。テニスボールを半分に切ったくらいの大きさの半球がお腹についています。分かりやすい写真がこちら。
おなかのぽっこりわかりますか。ネットで調べるとこれが破けたらたいへーんって書いてあったんですが、この子のお父さんももっと大きなぽっこり持ちでしたが元気に生活していたし、私自身も昔近所にいてた野良ちゃんがもっと大きなぽっこりだったので、さほど気にすることもなく、かわいいぽっこりだねーなんてのんきに考えていました。もちろん、どこかでこすってないかなあーっと会うたびにけがをしてないかのチェックはしていました。
そして忘れもしない2014.12.28。午前3時ごろ、忘年会終りの私はホロ酔いで帰ってきたところにちーたんは現われました。いつもはニャーニャー言いながら来るのにこの日は、足もとに無言で、やってきました。前日はあっていなかったので、
「元気やったー?」とか聞きながら、いつもいく公園のベンチに行きました。私のお膝の上で毛づくろいを始めたのですが、なんだかいつもと違うな、恐る恐る毛づくろいをしている感がありました。
私の頭の中に???がいっぱいになり、私に背中を向けていたちーたんをひっくり返しておなかを見ると、ぽっこりが裂けて、そこには、ぽっこりから飛び出たソーセージ2本分くらいのお肉が、垂れ下っている状態でした。いま思い出しても涙が出ます。
ちーたんはそのお肉を恐る恐るなめていたのです。顔を見ると眼には涙がいっぱい溜まっていました。
さあー、一気に酔いが覚め、パニックに陥った私は、公園をうろうろします。そのあとをちーたんはついてきます。幸い猫カリをものすごい勢いで食べていたので、まだ弱ってはいません。ただ、寒いのと感染症が怖いのと私が今車を運転できないのと、いろいろ頭に浮かんで、とりあえず車に乗せて一緒に朝を迎えようといったん家に帰り、湯たんぽを用意したり、しているうちに、出てこなくなってしまいました。
救急病院に電話したら、検査や手術で20万は確実にかかるし、朝6時までに連れてきてください、じゃないと病院が閉まりますと言われました。
正直助けてあげたいけど20万もないし、朝6時隣の隣の市にある救急病院には間に合わないと思いました。
とりあえず、ちーたんの生命力にかけて、私の実家の近くの親切な先生の所に朝、電話してみようと思い、アルコールを抜くためにお風呂につかり、キャリーがなかったのと、ひとりでは捕獲できないと思ったので、母に電話して、朝来てもらうことにしました。
つづく